生産性をあげるってどういうことなのか
上司がよく生産性をあげることを考えることが必要だと、会議の時など、口癖のようにいうのですが、自分の中で生産性をあげるってどういうことなのか?いまいち把握していなかったのです。
先輩が貸してくれた「自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方」という本を読んだら、そうか生産性ってこういう事なのか・・ということが理解できたのです。
生産性をあげるということを考えると、働く時間を増やすことで収入をアップするとか、従業員を増やして売り上げをあげるなどのことを考える人もいるのですが、生産性をあげるというのはそういう事ではないんだよね・・・と何となく思っていました。
この本には生産性を効率よくあげていくには、希少資源(インプット)を減らすという事がポイントと書かれていて、ああ、そうか私が何となくどの意見も違うと思っていたのはこういう事だったんだとすごく納得できたのです。
自分が何となく思っていた生産性
私が何となくぼんやり、生産性ってこういう事かなと思っていたのが、例えば事務処理の際に、キーボードを打つ時、どのくらいの時間でいかに正確に打てるのか、それがとても重要だと思っていました。
正確に早くという事が出来ればその分、仕事を早く仕上げることができ、ほかの仕事を行う余裕も出てくるし、間違いがないかを確認することもできる、自分なりにできる処理能力を向上させていくことで、そのほかにできる仕事を増やす、等の行動が生産性を向上させることになるのでは?と漠然と思っていたのです。
本に書かれてきたのは希少資源の投入を増やし、得られる成果を増やすとあって、自分が考えてきたことがここに当てはまるのではないか?と思ったのです。
パレートの法則・パーキンソンの法則を考えてみると・・
アウトプットを増やしたいなら、インプットを減らしていくという事がパレートの法則につながります。
パレートの法則というのは、売上の8割については2割の顧客が生み出しているという、80:20の法則です。
パーキンソンの法則は仕事量というのは与えられた時間が最大になるまで膨張するというものです。
ちょっとこういうひょうげだとどういう意味って思いますが、仕事の時間料を増やしても結局、仕事量は時間が多くなる前と同じだから意味がないよという事です。
私が思う生産性とは
私が思う生産性は、仕事の質を上げていくことがとても重要で、仕事時間を長くしたり、従業員を増員しても結局仕事の内容が悪ければ、従業員が増員する前の結果と同じ・・・という意味だと理解しています。
こういうことって仕事の中でついつい忘れてしまう事なのですが、心の中にいつもおいておくことで、質の高い仕事ができるようになるのではないかと思っています。